のぼせ・ほてりの改善
のぼせ・ほてりの概要と症状、セルフチェック、原因とメカニズム、放置するリスク、ビフォーアフターについてまとめています。
のぼせ・ほてりとは?概要と症状
のぼせ・ほてりとは、体温調節機能が上手く働かなくなることで起こる症状です。
のぼせ・ほてりの症状として多いものとしては、日常生活中突然起こるものや入浴後に体が冷えず、数分間の発熱と発汗の発現、突然のめまい、集中力の低下、頭痛などが考えられます。
体温調節は脳の一部である視床下部という場所が反応して、自律神経が働くことによって行われています。
視床下部は自律神経の最高中枢とも呼ばれることから、視床下部への異常が出ると、体温調節を行う自律神経系の異常が出ることが考えられます。
のぼせ・ほてりのセルフチェック
● 体温は正常なのに頭部だけが熱い
● 入浴後の発汗と発熱が長く続く
● 動悸やめまいが数分間続く
のぼせ・ほてりの原因とメカニズム
のぼせ・ほてりの原因で多いものに、風邪・熱中症・更年期障害・自律神経失調症・甲状腺機能亢進症・副腎疲労などがあります。
これらは、自律神経の異常として、交感神経の過剰な興奮又は、副交感神経が働きづらくなることで体が休まらない状態になることでのぼせ・ほてりなどの症状に繋がります。
日常生活における不安・恐れ・イライラ・怒りなどの感情の変化が起こることで、人の体は内部で変化を起こそうとします。
この感情の変化も繰り返し起こることで体にストレスが溜まり、自律神経の異常に繋がると考えられます。
体温は脳内温度を基準に定められます。
脳が正常に働けるように体温調節が促されますが、直射日光で頭に熱がこもる熱中症では、脳内温度が上昇して脳の機能が働きづらくなることで症状が出ます。
更年期障害では、体温上昇を止める指令に関連するホルモンが閉経などにより分泌されなくなることで、体温の上昇が止められないことが原因として考えられます。
副腎疲労では、抗ストレスに関連するホルモンが副腎から分泌され続けることにより、副腎が疲労してしまいストレスに対抗できなくなります。
溜まっていくストレスに対して交感神経が優位に興奮するため、のぼせやほてりの症状を引き起こします。
副腎疲労により体に負担がかかることで自律神経失調症にも繋がるため、注意が必要です。
また、代謝機能が活発になるためのホルモンに関連する場所として、頚部の前面にある甲状腺という器官があります。
甲状腺の機能が亢進すると全身の代謝が活発化され、エネルギー消費も激しくなります。
常に体から熱を発する状態になり、のぼせ・ほてりの症状に繋がります。
のぼせ・ほてりを放置するリスク
● 脳機能が正常に機能しなくなり、情報処理能力や集中力の低下を引き起こす。
● 興奮状態が続くことで副交感神経の働きが低下し、消化器系の不調を引き起こす。
● 睡眠に重要な副交感神経の働きが低下し、疲労感や不眠症を引き起こす。
のぼせ・ほてりのビフォーアフター
30代男性
1か月続く体のほてりに悩み来院されました。
ここ2週間くらいは疲れやすさも顕著に出てきているらしく、仕事に集中できないお悩みもありました。
転職されたばかりのストレスで交感神経が優位になっていると考え、モルフォセラピーにて副交感神経系に関するポイントの施術をメインに行いました。
3回目の施術の際には仕事中の集中力に変化が出始めており、5回目の施術の際にはほてりの症状も落ち着きました。
60代男性
1か月前から原因不明の頭のほてりと頭痛が出ているとのことで来院されました。
以前は天気や気温などで片側の頭痛があったそうですが、最近は頭全体がのぼせるようでそれに伴い全体に頭痛があるとのことでした。
頚部のズレが著しく出ており、モルフォセラピーによる頚部の調整で頭痛はすぐに収まりました。
ほてりの部分は腹部と骨盤の調整をした際に最も著明に変化が見られ、3か月ほどで完全に症状はなくなりました。
20代女性
突然数分間体が熱くなる症状と頭痛に悩まれて来院されました。
生理周期と関係なく、辛い時と辛くない時で波がある状態でした。
モルフォセラピーでの施術で頭痛は改善しましたが、微熱は半年ほど続いていました。
現在は、微熱も落ち着いています。
50代女性
頭部にのぼせが出始めてから全身の疲れも出始め、肩こりも酷くなってしまったとのことで来院されました。
症状が酷いときにはめまいもしてくるため、日常生活でも苦労されていました。
頚部付近での症状が強く出ていたため、モルフォセラピーにて頚部の施術を中心に行いました。
施術直後から肩こりやめまいが緩和され、治療開始から3か月で全身の症状が落ち着きました。