首こり・首痛・寝違えの改善
首こり・首痛・寝違えの概要と症状、セルフチェック、原因とメカニズム、放置するリスク、ビフォーアフターについてまとめています。
首こり・首痛・寝違えとは?概要と症状
首こりとは、日常生活の不良姿勢などにより、首の筋肉が持続的に働くことで、首の筋肉が疲労して、固くなっている状態のことを指します。
主には首の重さ、肩の重さ、頭痛などに繋がります。
ストレートネックなどが、主な素因として考えられています。
また、デスクワークやスマートフォンの見過ぎなどで、下を向くことが多くなることでより、増悪することが考えられます。
首痛とは、何らかの動きの際に、首の筋肉の柔軟性や、関節可動域以上の動きが、強いられた際に、筋肉や関節を痛めてしまった状態のことを指します。
朝起きた際に、痛みが増悪しているケースのことを寝違えといいます。
主な症状としては、首を動かす際の痛み、ひどい時には、けがをした際の炎症が、神経に波及することによる痺れを起こすこともあります。
ストレートネックなどで、首の筋肉が固まりやすい状態になることが、原因であることが多いため、首こりの症状がある方は注意が必要です。
また、首のズレにより、関節可動域の制限がかかっている状態で生活をしていると、関節を痛めてしまう原因になります。
首こり・首痛・寝違えのセルフチェック
● 首こりが常習化しポキポキ鳴らす癖がある
● 首を左右に振った際に痛みや詰まり感がある
● 首を上下に振った際に痛みや詰まり感がある
首こり・首痛・寝違えの原因とメカニズム
首こり・首痛・寝違えの主な原因は、姿勢不良が考えられます。
姿勢不良になると、ストレートネックにもなります。
ストレートネックは、首が前に出ている状態で、首周りの筋肉が緊張している状態が長く続きます。
緊張状態が長く続くことで、筋肉内では酸素が足りなくなり、血流循環も悪くなるため、筋肉内では虚血状態になります。
虚血状態や酸素が足りなくなることで、筋肉は固くなるため、少しの動きでも痛みの出る原因になり、酷いコリにも繋がります。
筋肉が固くなると、関節の動きも悪くなりやすくなるため筋肉、関節の両面からの痛みが出る可能性が高くなります。
寝違えの、傷みやすい原因としては、枕の高さなども考えられます。
枕が高い状態で、なおかつ仰向けで寝ると、首の後ろ側の筋肉が、緊張状態になり、関節にも負担がかかります。
横向きで寝る場合に、枕が低くても、寝違えの原因になります。
枕が低く、横向きで寝ている場合は、片方の筋肉が、常に引っ張られているような状態になるため、強い負担がかかります。
日常生活の細やかな部分にも、痛めるリスクになる行動が隠れています。
首こり・首痛・寝違えを放置するリスク
● やる気や集中力がなくなり、日常生活や仕事のパフォーマンスが低下する。
● 首周りの筋肉が硬くなり、脳への血流が悪化することで頭痛を引き起こす。
● 体の緊張状態が続き、自律神経の乱れにより睡眠の質が低下する。
首こり・首痛・寝違えのビフォーアフター
20代男性
テニスをした後に急に首の痛みが強くなり来院されました。
肩を回す動きをした際に首の痛みが強くなっている状態でした。
結論から言うとこの方の場合は関節の動きが十分に出ていないことが原因でした。
首のズレが全体的に強く、それによる神経圧迫などを引き起こしていた為、肩の動きを出した際に首が痛んでいる状態でした。
仕事で下を向くことが多いことや就寝環境も悪かったため、痛みが無くなりテニスが満足に行えるようになるまで2週間程かかりました。
40代男性
朝起きたら首が回らず痛みがひどい状態で来院されました。
デスクワークの仕事も集中できず、困っていました。
初回は首の矯正をメインに行いました。
特に上部の頸椎にズレが強く出ていた為、首が回らなかったのではないかと仮定しました。
初回の施術後、首の動きは良くなりましたが、痛みがまだ残る状態でした。
3回目を終えるころには痛みもなく普段通りの生活に戻れるようになりました。
30代女性
首の激痛と痺れを訴えられて来院されました。
仕事中に荷物を持ち上げて振り返った際に急激に痛みが出たとのことでした。
普段から首こりや頭痛に悩まされることが多く、寝違えも月に一度はあるとのことでした。
数日前に寝違えをしており、痛みが完治していない状態で今回の主訴である痛みと痺れが出てきていました。
怪我による炎症が神経に波及して痺れを感じていると考え、首の関節の調整をメインに行いました。
5回の施術で痺れは無くなり、少し痛みが残るほどになりました。
10回ほど施術を行った後は月に一度の寝違えもなくなり、普段の生活から首が軽くなったとのことでした。
50代女性
首こりが酷く、長年頭痛に悩まされているとのことで来院されました。
この方は比較的に首の緊張が和らぎやすい方でした。
ですが、首の筋肉の緩みが出ても頭痛が残る状態でした。
長年の頭痛により神経の状態が悪くなり、頭痛が取れにくくなっていたことが考えられます。
首の矯正をメインに施術を行い始めたところ、頭痛の改善が見られました。