医者の成功と患者の成功は違う 手術編
医者の成功と患者の成功は違う
こんにちは。
あなたのなりたいを叶える
加島泰斗です。
最近、側弯症の方と話していると「手術をした方がいい」「将来は手術も考えてください」
こんなことを医者に言われたと、多くの方に相談を受けます。
この言葉の後に、ほとんどの方が「成功しますよ」と医者に言われるそうです。
私が感じたのは、成功とはなんだ?ということです。
もちろん手術を否定しているわけではありません。
運動療法と手術を天秤にかけてどちらの方がいいか考えてみてください。
側弯症の方は側弯症に関しての知識は少なからずありますが、側弯症の手術に関しての知識は全くと言っていいほどありません。
今回は側弯症の手術に関してお伝えしていこうと思います。
手術で側弯症が良くなる根拠・証拠は一切ない
側弯症の手術は何百万件と行われています。論文は何万件とありますが、その内容で良い結果が得られたという論文は全くありません。
エビデンスも全くありません。
確かに、ボルトや金具を装着することで、強制的に脊柱は真っすぐになります。
それは成功なのでしょうか?
健康なのでしょうか?
さらに、オペをしても痛みやシビレといった症状がなくなったり背中の盛り上り(ハンプ)がなくなったり、ウエストラインが同じになることはほとんどありません。
手術の合併症
側弯症の手術の合併症はほかの手術に比べて多いです。
・切開部の痛み
・術中の大血管損傷による大出血
・骨癒合不全
・側弯症の矯正による神経麻痺
・インプラントの破損、移動、変形
・うつ病
・稀であるが深部静脈血栓症や肺炎などの感染症
この他以外にも、ボルトを体内に入れたことによる違和感や吐き気、頭痛といった症状が毎日続く方もいます。
ここまでは医者からも説明を受けると思います。
医者が説明しない合併症
・脊柱固定術を行った脊柱や隣接する脊柱に対する弯曲の進行
・金具を入れていることでCT撮影不能
※疾患によるオペのリスクUP
・BNP(心臓を守るためのホルモン)の異常
※BNPとは心臓を守るためのホルモンです。
心臓の機能が低下して心臓への負担が大きいときほど多く分泌せれます。
血圧を低下させ利尿を促し、さらには心臓の肥大や繊維化を抑えるという
作用があります。
手術により心臓疾患や尿の疾患が増える可能性があります。
この2つの合併症は医者から説明されないケースがあります。
手術で矯正を行っているのに、弯曲が進行したり心臓や尿の疾患になったりしてしまったら本末転倒です。
側弯症の手術は2回までしかできない
側弯症の手術は2回までしかできないと言われています。
なぜかと言いますと、ボルトをはめる際に背骨に穴をあけます。
例えば、1回目の手術でボルトや金具をはめましたが、数年後に身長が伸びたり弯曲が進行したりして金具が外れてしまったとします。
その結果、再手術になりまた背骨に穴をあけます。
背骨にそう何度も穴はあけられませんしもろくなってしまうので、側弯症の手術は2回までしかできないと言われています。
側弯症の手術は、一般的な骨の手術とは全く違います。
お悩みの方は一度相談してください。
あなたのために最適な方法を提供したいと思っております。
2022.5.31