あなたの弯曲はどのタイプ?

あなたの弯曲はどのタイプ?

こんにちは(*^-^*)
加島泰斗です。

今回は【側弯症の弯曲パターン】についてお伝えいたします。
ひとくくりに側弯症と言っても、改善しやすい弯曲、改善しにくい弯曲、代償的にできる弯曲など弯曲パターンはたくさんあります。

あなたの弯曲パターンは何か見つけましょう。

 

三重カーブ側弯症

三重カーブ側弯症では、骨盤周辺(骨盤と腰椎)と肩甲骨周辺過(上位胸椎)が同側へ、骨盤と肩甲骨の間に挟まれた胸郭(肋骨と下位胸椎)が対側へ移動する。側方に偏位した体幹は背側へ回旋する。

この三重サーブ側弯症は、腰椎および頸胸椎に代償的カーブを有する胸椎メインの側弯症です。

骨盤の側方移動(腰部の後方突出)はない。多くの場合、骨盤の回旋や傾斜は認められない。体幹は胸郭凸側へ移動する。下肢の荷重や身体の精力学において、胸部の凸面に重心がかかりやすい。

主カーブ  胸椎

典型的な特徴  胸部の凸 胸部の凹面

 

腰部の突出を伴う三重カーブ側弯症

非代償性(静力学的に代償されない)の胸椎側弯症。胸部の凹面が存在する骨盤側への側方移動(突出した腰部)、骨盤の傾斜(左右の高さの違い)、しばしば回旋(肋骨が腹側尾側へ回旋)を有する。特に身体の側方移動により身体の静力学が明らかに変化する。胸郭は胸部の凸面側へ、腰部・骨盤は凹面側へ移動し、これにより、胸部凸側の下肢への荷重が増大する。

主カーブ  大きな胸椎カーブ

典型的な特徴  重度の胸部の凸 重度の胸部凹 胸部凹面側の腰部突出

四重カーブ側弯症

四重カーブという名称は4つの体幹ブロックが別々に移動することに由来する。4つのブロックは別々び脊柱を方側へ引っ張る。四重カーブでは静力学的条件が異なるため、施術で行う骨盤や身体の静力学の調整は、三重カーブ側弯症とは大きく異なる。

多くの四重カーブ側弯症では、胸椎と腰椎で同等のカーブ(構造的な制限を伴う)を有する真性の二重カーブ側弯症が問題となる。身体の静力学において胸部凹面に重心かかりやすが、臨床上は均等を保っているように見えることが多い。骨盤の位置は全額面で均衡し、腰部の突出は認められないことが多い。

主カーブ  胸椎と腰椎

典型的な特徴  腰部隆起 腰部の凹面 ウエスト三角が強まる

 

腰部の突出を伴うカーブ側弯症

胸部の凸が存在する側の半身の骨盤の突出を伴う腰椎側弯症や胸椎側弯症。骨盤は腰椎カーブとは反対側に回旋し、機能性の傾斜を有する。体幹は胸部凹面側に編位し、胸部凹面側の下肢の荷重が増大する。代償でとして胸椎カーブと頚椎カーブが生じる。すなわち、構造的変形はわずかであり、可動性が増大する。多くの場合、胸椎は左右対称に見える。

主カーブ  腰椎又は胸腰椎

典型的な兆候 腰部隆起 腰部の凹面 ウエスト三角が強まる 胸部凸が存在する半身の腰部の突出

 

側弯症の弯曲パターンは基本的にこの上記の4つに分かれます。

このパターンがわからないと施術はできません。

あなたはどのパターンでしたか?

2021.5.3

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