筋肉痛・筋肉疲労・肉離れの改善
筋肉痛・筋肉疲労・肉離れの概要と症状、セルフチェック、原因とメカニズム、放置するリスク、ビフォーアフターについてまとめています。
筋肉痛・筋肉疲労・肉離れとは?概要と症状
筋肉痛とは、筋肉に一定の負荷がかかることで引き起こされる筋繊維の損傷で、痛みを伴うものです。
基本的に筋肉痛は数日~1週間で治癒します。
そして、その治癒過程で、損傷したときの負荷に耐えられるよう、以前より筋繊維を強くさせます。
これを超回復といい、トレーニング後24時間~48時間で起こる現象です。
超回復が終了して初めて筋肉痛が治癒します。
筋肉の疲労は筋肉痛とは違い組織に炎症反応は見られません。
しかし、組織には水素イオンなどの疲労物質がたまっている状態です。
疲労がたまっている筋肉は硬くなり、動きが悪くなります。
また、上手く力を抜くことができないので、余計疲れてしまいます。
この疲労が溜まっている状態だと怪我をしやすくなってしまいます。
代表的なのが肉離れです。
肉離れとは筋肉が部分的、あるいは完全に断裂してしまう怪我になります。
受傷時に「ぶちっ」という音を感じることが多いです。
この肉離れは大腿二頭筋や下腿三頭筋などの大きい筋肉に引き起こすことが多いです。
肉離れが起こっている時は、絶対にストレッチをしてはいけません。
反対に、筋肉を近付けるような姿勢を取るよう意識しましょう。
筋肉痛・筋肉疲労・肉離れのセルフチェック
● 体が重く感じる
● ストレッチをすると左右で動かしやすさが違う
● 症状が1週間以上続いている
筋肉痛・筋肉疲労・肉離れの原因とメカニズム
筋肉痛は激しい運動などで、筋肉を酷使させたあとに生じます。
激しい運動により筋繊維が傷つきますが、傷ついた繊維を回復する過程で炎症反応を引き起こします。
痛みを引き起こす発痛物質を放出し、損傷している部分に痛みが現れます。
体を動かすと筋肉に代謝産物である水素イオンがたまります。
この水素イオンは疲労物質と言われるもので、疲労物質がたまることにより筋肉に疲労が蓄積されます。
また、筋肉を縮めるときにエネルギーを使いますが、縮めた筋肉を元に戻すのにもエネルギーが必要になります。
近年の研究で疲労している筋肉にはエネルギーが不足しているということが分かっています。
身近な例で言うと、100メートル走を走った後に下半身が張る状態です。
これは、短い時間で沢山のエネルギーを使用したため、一時的に筋肉のエネルギーが不足してしまい筋肉が硬くなっているのです。
また、慢性的に筋肉の疲労を起こしているケースもあります。
エネルギーの源になる栄養や酸素を細胞に運んでいるのは血液になります。
血流が悪くなると筋肉の細胞でエネルギーを作れなくなります。
したがって血流が悪い人は慢性的に筋肉が疲労してしまうのです。
このように、筋肉に疲労が蓄積されている状態で生じやすいのが、肉離れになります。
肉離れは筋肉に力を入れている際に、力を入れている筋肉が引き伸ばされ生じます。
スポーツ前にウォーミングアップをしっかり行い、肉離れのリスクを下げることが大切です。
筋肉痛・筋肉疲労・肉離れを放置するリスク
● 1週間以上痛みが続く場合、筋肉が損傷している可能性がある。
● 重度の肩こりを発症し、頭痛や倦怠感などを引き起こす。
● 準備中
筋肉痛・筋肉疲労・肉離れのビフォーアフター
10代男性
短距離走で肉離れを受傷して来院されました。
大会が1か月後にあるみたいで、それには間に合わせたいとのことでした。
状態を確認すると、大腿二頭筋の肉離れでした。
左右の状態を確認すると、どちらも筋肉が張っていたので、使いすぎにより筋肉に疲労がたまり、耐えきれなくなったタイミングで受傷していた様子でした。
大会まで時間も無かったのですが、骨格の調整、筋肉の調整を組みわせ行い、2週間で痛みをなくし、3週間目には練習に再開できるようになりました。
大会も無事に参加でき、喜ばれていました。
50代男性
ここ数ヶ月全身の筋肉が重だるく来院されました。
状態を確認すると、筋肉の硬さ、お腹の硬さ、背骨のズレが見られ、血流もよくない状態でした。
まずは全身の組織に栄養を行き渡せることが大事だと考え、自律神経の調整をメインで行っていきました。
3回目あたりで重だるさが軽減し、5回目では症状が無くなりました。
体が軽くなったと喜ばれていました。
20代女性
筋肉痛がひどく、1週間たってもよくならず不安になり来院されました。
状態を確認すると、筋肉痛を訴えている部分に炎症をが起きていました。
検査をすると大腿二頭筋の肉離れだったので、筋肉の調整、骨格の調整を行いました。
また治療後にアイシング、包帯を巻いて患部の安定を図りました。
調整後痛みも軽快し、ご自身の状態を理解出来たので、安心されていました。
70代女性
ゴルフの翌日、全身の筋肉痛が悪化し来院されました。
状態を確認していくとかなり筋肉が張っていて、疲労物質がたまってることが予想されました。
全身の整体を行い、血流を改善させるのと筋肉の調整を組み合わせて行いました。
調整した次の日にはかなり筋肉痛の痛みが改善され喜ばれていました。