側弯症の治療はなぜ難しい?

側弯症の治療はなぜ難しい?

こんにちは!(^^)!

加島です。

 

今回は

『なぜ側湾症の治療は難しい? ~改善しやすい人、しにくい人~』

についてお伝えしていきます。

 

 

私はこれまで何人もの側弯症患者さんを診てきました。

その中には、改善しやすい側湾症と改善しにくい側弯症があります。

側弯症の施術がなぜ難しいかというと、正常な骨格状態にはなるがキープができない

ということです。

大半の人が、モルフォセラピーとレインボー療法を行えば、一時的に正常に近い状態になります。しかし、正常な状態でキープすることが難しいのです。

キープすることができる人は側弯症が改善していきます。反対にできない人は、正常に近づいた背骨が再度、側湾してしまいます。

 

ではなぜ弯曲をキープできないのか?

筋肉の拘縮が強くて一時的に緩んでもまた硬くなる

背骨自体の発達障害(形状の異常)があるから傾きやすい

この2つの原因があるから、側弯症の弯曲をキープすることが難しいのです。

 

この2つの原因はとても重要です。しかし改善できない

筋肉の拘縮は時間をかけて施術すれば改善してきます。

背骨自体の発達障害に関しては、これは治せるものではありませんが、背骨の両サイドいついている筋肉を鍛えることができれば補えます。

 

 

側弯症が改善しやすい人の共通点

・比較的年齢が若い(30歳以下)

側弯症の種類にもよりますが年齢が若い方が筋肉の柔軟性があるため比較的、湾曲が真っすぐになりやすいです。

 

・適度な運動をしている(ランニングなど)

筋肉トレーニングのようなアウターマッスル(大きい筋肉)ではなく、ランニングやジョギングといった、汗をかくくらいの運動をしていると筋肉が程よく緩むのでとても側湾症には効果的です。

 

・側弯症に対して前向き

『病は氣から』という言葉を聞いたことがあると思います。当院のレインボー療法では『氣』の調整を行います。側弯症の方は無意識に氣の乱れがおきてしまっていることが多いです。何か大きな問題を抱えていることが多いと私は感じます。自分でも覚えていないショックやストレス、そこから側弯が徐々に始まっている可能性があります。ですから前向きだと氣が整いやすいです。

 

・施術にしっかり通ってくれる人

側弯症は、施術をすれば一時的に正常に近づきます。キープするには施術回数、施術頻度、トレーニングが大切です。施術が少ないと簡単に身体は戻ってしまいます。決まった頻度と回数を必ず守りましょう。

 

・教えたストレッチ、トレーニングを行ってくれる人

側弯症は施術とセルフケアーがとても大切です。いい状態をキープするためにご自宅でのケアーは最も重要です。当院で教えるストレッチは・肩甲骨、背骨のストレッチをお伝えします。トレーニングは主に背筋です。

これにより先天性側湾症の方も約10度弯曲が改善しています。

 

側弯症が改善しにくい人共通点



・比較的年齢が高い(30歳以上)

年を重ねれば、筋肉も年を重ねます。年を重ねることで筋肉の回復力が低下します。低下したことで、もとに戻らなくなっていき弯曲も強くなる可能性があります。

 

・左右アンバランスな過度な運動をしている

(特に捻り動作があるもの)

バレリーナ、チアリーディング、などは筋肉を硬くし、湾曲の戻らない原因になります。捻り動作が無くても身体に負担ばかりかけるものはあまり好ましくありません。

 

・筋力が弱い人

弯曲が正常に近づいても、筋力が弱い人はそこでキープする力がないため側湾が改善しにくいです。

 

・もともと普通体型や華奢だったのに太ってしまった

側弯症は痩せ体型や普通体型の方に起こりやすいです。(BMI数値が基準)

これは私の経験ですが、側弯症の施術をしていて経過が良かった方なのですが、少し施術の間が空き太ってしまった方がいます。その方の弯曲は強くはなっていませんでしたが、とても背骨が硬くなってしまっていました。

太ると側弯が悪化するというような証明されていませんが気を付けてください。

 

あなたは改善しやすい方にいくつ当てはまりましたか?

もちろん改善しにくい人も全く改善しないわけではありません。

少しでもあなたの参考にしていただければ光栄です。

側弯症は未だ解明されていませんが、改善している人がいるのは確かです。

 

諦めずに頑張っていきましょう‼

 

2021.2.22

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